ブログを御覧頂きありがとうございます。
熊本市にある「レディースK整骨院帯山」の田端です。
今回は女性の尿漏れQ&Aについてご紹介します。
女性の尿漏れは、なぜおこるのでしょう?
尿漏れの原因、漏れ方のタイプ、改善法についてわかりやすく解説します。
Q1 女性はなぜ尿がもれやすい?
女性の尿道は、男性に比べて短く、直線的に下に向かうもれやすい構造になっています。
又、出産や加齢で膀胱・子宮・直腸など骨盤内の臓器を支えている骨盤底筋が緩むことにより、膀胱尿道がぐらつき、尿道を閉じる力が弱まるために尿漏れが起こります。
Q2 尿漏れで悩む女性はどれくらい?
40歳以上の女性の4割以上が尿失禁の経験があるといわれています。
女性に最も多いタイプの「腹圧性尿失禁」を週1回以上、経験している女性は500万人以上と報告されており、相談できずに悩んでいる方が多くいます。
Q3 尿漏れにはどんなタイプがある?
女性に起こりやすい尿漏れには、3つのタイプがあります。
【切迫性尿失禁】
突然強い尿意を感じ、トイレまで我慢できずにもれるタイプ。
膀胱の筋肉が過剰に働くこと(排尿筋過活動)が原因で、過活動膀胱と呼ばれます。
加齢と共に増加します。
【腹圧性尿失禁】
くしゃみや咳をしたとき、急に走ったりジャンプしたとき、重い荷物を持ち上げたときなど、腹圧がかかるともれるタイプ。
出産を経験した女性や肥満の女性に多くみられます。
【混合性尿失禁】
切迫性尿失禁と腹圧性尿失禁が混在するタイプ。
閉経後の女性に多くみられます。
Q4 尿漏れを改善するために日常生活でできることは?
骨盤底筋訓練と膀胱訓練という2種類のトレーニング方法があります。
①骨盤底筋訓練 (切迫性・腹圧性尿失禁の方)
緩んだ骨盤底筋を鍛えるトレーニングです。
身体の力を抜いてリラックスして行いましょう!
毎日続けることが大事です。
1.肛門や膣や尿道口をすぼめるように10秒かけてゆっくりしめる
2.次にゆっくりゆるめる
1と2を繰り返します (10回1セット×1日3回)
【ポイント】
◎肛門の脇に指先をあてて、閉めたり緩めたりすると、肛門周囲の筋肉(骨盤底筋)の収縮を確認できます。
◎夜寝る前や起床時に布団の上で、家事の合間に、電車でつり革につかまってなど、日常生活のいろいろな場面で行うことができます。
②膀胱訓練 (切迫性尿失禁の方)
尿が漏れないように早めにトイレに行きがちですが、トイレに行きたくなった時に、少しがまんする訓練です。
「あと5分したら、あと10分したら・・・」というように徐々にトイレに行く間隔を延ばしていきます。
膀胱に尿をためられる量を増やしていくことが目的です。
③そのほか心がけたいこと
・体重を減らす(肥満の方)
・水分を取り過ぎない
・身体を冷やさない
少しだけでも自分と向き合う時間を作ってやってみてください。
尿漏れの悩みは恥ずかしいことではありません。
年齢のせいとあきらめないでお気軽にご相談ください。